2009年01月31日

社長が知らない秘密の仕組み

Вm閧dg.jpg

 著者 橋本陽輔 ビジネス社 1400円(税別)08年11月初版

 この本は、通販で有名なやずやの大番頭、西野博道さんが主宰するリピート顧客倍増実践会でコンサルタントとして活躍されている著者が「やずやの躍進の秘密の仕組み」を書いたマーケティング本です。

 私のようなコンサルタント業でどう生かすのか、良くわかりません。一般消費者を顧客とする小売業、サービス業にはお勧めかも?通常、お金や時間を使って販売促進やマーケティングをしています。しかし、その効果はどうでしょうか?この本を読めば、顧客分析とそのアプローチ方法に問題があると気づくかも知れません。

 この本では「顧客ポートフォリオマネジメント分析」という独自の手法を紹介しています。特に新規顧客の獲得コストが上がっている今、一度でもご利用いただいた顧客をいつまでも「顧客でいていただく」ためにフォローが重要。そのフォローもやむくもにするのではなく、力を入れるべき顧客セグメントがあり、それを外すと、大きなムダが生じるという私なりの理解。

 私が関わるお客様にもお勧めしたい本です。不況で消費の基準が上がっているこの時代に、関係性の強さで売り手は選ばれます。「関係性維持のためのフォロー」をどうすればいいのか?その出発点を考えさせてくれるのでは?来週さっそくお客様へ持って行ってみよう。
posted by つゆ☆チャン at 17:44| Comment(0) | 書評

2009年01月29日

数値目標が学校を変える

lWwZ?.jpg

著者 小堀道和 学事出版 1500円(税別) 08年6月初版

 大阪の書店である本を購入するために教育関係のコーナーで見つけた本です。日産自動車で工場長等の管理職を経験後、栃木県初の民間人校長として赴任した簗瀬小学校の4年間の取り組みを紹介した本です。

 民間会社と学校は全く組織風土が違います。人事評価など民間会社では当たり前で、ない方が珍しいものです。一方、学校は以前は勤務評定があったものの機能しておらず、最近ようやく目標管理のような教職員評価が導入されました。

 私も私立学校の人事制度構築に関わっているため、数値目標を生理的に受け付けない様子はよくわかります。結局、目標を立てても達成したかどうか判断できない目標設定がされ、こちらが混乱してしまいます。

 さて、この本は、著者の校長としての格闘ぶりが具体的に記述されています。そして、校長として民間でやっているような組織マネジメントを通じて子ども達が夢を持って成長できるような成果をめざしています。

 著者が実践された一部であろうと思いますが、学校現場にリーダーシップを発揮して行動基準表の策定や目標値を設定できたそのプロセスは大変なものであったと予想されます。

 税金を使って運営している公立学校(私立も補助金が支給されているので、半分公立のようなものですが)が、税金を投入した成果を公開する義務は当然あります。今から導入される学校評価が進めば、自然とその評価の中身まで問われることになります。

 小堀校長や他の民間人出身者でなくても、通常の教員が経営マインドとマネジメントスキルを持てるような仕組みになってほしいものです。
posted by つゆ☆チャン at 21:41| Comment(0) | 書評

2008年12月31日

起きていることはすべて正しい

N?邱?.jpg

 著者 勝間和代 ダイヤモンド社 1500円(税別)08年11初版

 遂に(そう今頃です)勝間本の初読です。最新の日経アソシエにこの本のアウントラインが載っていたことはブログにアップしましたが、350ページ超のこの厚い本には、勝間さんの思考と行動スキルが消化しきれないぐらい紹介されていました。

 正直、このタイトルは好きではありません。起こっていること=事実はすべて正しくなどあるわけありません。つまり正しい=真実という印象を私自身は受けます。世の中で起こっていることは事実ではありますが、決して真実ではないという私の考えと相反するものです。もっとも、この本では、このタイトルの真意は説明されているので、納得はしています。

 勝間さん曰く、メンタル筋力をトレーニングによって高めることによって「セレンディピティの力(幸運を見つける力)」を手に入れることができ、そのための4つの技術を磨こうと言っています。

 その4つの技術は
1、脳内フレーム120%活用法
2、即断即決法
3、パーソナル資産増強法
4、勝間式人間関係の兵法
詳しくは本書でご確認下さい。

 それにしてもスゴイ!飛ぶ鳥を落とす勢いの人のやっている行動レベルの質と量。100%をマネできなくても、いい成長を手に入れるためには何をすればいいのか?を教えてくれます。

 まずは勝間さんご推薦の本を読み、愛用ツールを活用し、いいメンタリティを維持発展できれば、限りなく勝間さんに近づけるかも?
posted by つゆ☆チャン at 20:13| Comment(0) | 書評

2008年12月21日

残り97%の脳の使い方

cXV]g.jpg

 著者 苫米地英人 フォレスト出版 1500円(税別)08年11月初版

 苫米地さんがどんどん出版しているのは、書店に行けばよくわかります。フォレスト出版も力入れて宣伝していますし、本の色もよく目立ちます。だからこそ、今まで怪しすぎる印象を持っていました。また、土井さんのBBMでも悪用しないで下さいという書評までついています。

 学びの友から苫米地さんの本が良かったという感想を聞く機会がきっかけでした。苫米地さんがオーム真理教の脱会者に対して洗脳を解く仕事をしたとか、同じ学びの友がPX2という学びのファシリテーター講座に行ったとか、意外に安全な人であることがわかりました。であるならば、「悪用しないで下さい」という本の内容がどれだけ危険なものなのか?と確かめずにはいられません。

 この本では「他人を動かす技術」と「目標を達成する技術」の2点について書かれてあります。前者は正直難しい。悪用したいと思う人がしっかりその文言に引っ掛かって、私のようにこれはとても難しい技術と観念する人が多いのでは?(本をしっかり買わされているので相手の目的は達成か?)

 後者の技術は、確かにそうだと納得できるものがあります。自己肯定感を高める上で、過去の成功体験を思い起こし、リソースとなります。それが将来の課題に正面から向き合うエネルギーとなってくれます。

 私自身は、まず後者の技術を実際に私なりにやってみて、自分のノウハウとして蓄積してみます。うまくいくようであれば、そのプロセスを露本式でお伝えしたいものです。
posted by つゆ☆チャン at 23:25| Comment(1) | 書評

リーダーになる人のたった1つの習慣

[_[lP?K.jpg

 著者 福島正伸 中経出版 1300円(税別) 08年11月初版

 「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」を読んで以来、ファンになりました。11月に同時に3冊も出版され、ようやく手にしたのがこの本です。自分も含めてリーダーはどうあるべきかということのヒントを求めて購入しました。

 赤字のカラオケ店を1年以内に黒字再生するという目標にチャレンジする3人の店長。それぞれのやり方で取り組んでいくプロセスを描写しながら、メンター役のコンサルタントが場面場面でメッセージを送ります。

 さらにメンター役のコンサルタントが伝えたいことは「仕事において最高の報酬は感動。相手を変えたければ、相手を感動させ、一緒に感動する。」ということであり、それをリーダーの習慣としてほしいとのこと。

 私自身振り返って、仕事に達成感や満足感を自ら味わい、相手にも味わってもらう体験はありますが、「感動」はありません。正直、今の私にはハードルの高い習慣かなと思います。仕掛けた感動は底の浅いものと思います。心底、仕事を通じて感動してもらうという課題、来年の宿題として取っておきます。

 まずは、この本に出てくる様々なメッセージをワードで打ち直して、印刷していつでも見れるように持っておきたいと思います。
posted by つゆ☆チャン at 22:58| Comment(0) | 書評

2008年12月14日

強いチームの報・連・相

`[EAE.jpg

 著者 細川馨 中経出版 1400円(税別) 08年10月初版

 ビジネスコーチ株式会社の代表を務める著者が、コーチングスキルを使って提唱する極めてシンプルな報・連・相スタイル。

 4つの質問を使った報・連・相とは?
1、うまくいったことは何か?
2、うまくいかなかったことは何か?
3、うまくいかなかった原因は何か?
4、次の一手は何か?

 この4つの質問が書かれたシートを定期的に書く。しかも6分以内で。そのシートの内容を全員が知ることで「情報の共有化」が図られ、チーム力をアップできるというもの。
 
 報・連・相と言えば、タイムリーさが重要、事実と意見を分けよ、結論から言う等のスキルやノウハウを即イメージします。コーチングを学んだ人なら、上記の質問内容は違和感を感じることがないくらい当たり前のレベル。これが報・連・相に結びつくんだというのが、私にとっては驚きでした。(私が作成する目標管理シートは著者が提唱する内容にかなり近いものがあります。)

 週報、月報にそのまま使える内容ですので、個人的には、うまくいった要因は何か?という質問を加えて、さっそく、先週を振り返りたいとと思います。
posted by つゆ☆チャン at 11:37| Comment(0) | 書評

2008年12月02日

女の子が幸せになる子育て

qKq.jpg

 著者 漆紫穂子 かんき出版 1300円(税別) 08年11月初版

 先日ブログにアップした品川女子学院の漆校長が執筆された本です。先日のカンブリア宮殿出演のインタビューでは語れられていないことも含めて理解するために、購入しました。

 ある意味、(私にとっては)常識的なことが書かれていますので、さらっと読めてしまいます。しかし、あのテレビの映像を通じて品川女子学院の教育内容を垣間見ただけに、本の内容はほんのほんのごく一部にしか過ぎないことは理解できました。

 さて、親は子供の成長を思い育てているつもりが、意に反して阻害している場合が多々あります。気持ちはそうでも、実際の行動として表れていないことって振り返ればたくさんあります。
 
 この本を通じて思ったことは、やはり親のメッセージは伝えなければいけないということ。立派なことを言おうとするから、関係がおかしくなりがち。でも、譲れない線も伝えねば。

 「親は何のために働いているのか?」「子供はなぜ勉強するのか?」「将来、どうしたいのか?」等質問や話し合いを通じて、価値の伝達ができればいいですね。

 家庭では、かしこまってこのような抽象的な話をする機会はなかなかありません。あらためて場の設定をするにも気恥ずかしくて困ってしまいます。

 また、家庭内でのコミュニケーションの質も反省する材料の一つです。コーチングやNLPを学んでビジネス上は活用しています。しかし、家庭では少ししか生かせていません。自分を取り巻く環境がすばらしいものであるためには、自分自身がどう軌道修正するか?にかかっています。

 この2ヶ月間、家族に対する関わり、とりわけ高3の子供に対して「見守ること」「プラスの言葉」を心がけて接したいと思います。
posted by つゆ☆チャン at 17:36| Comment(0) | 書評

2008年11月30日

変革を定着させる行動原理のマネジメント

s}lWg.jpg

 著者 中島克也 ダイヤモンド社 1600円(税別) 08年10月初版

 法人向けコーチング教育会社のコーチ・エィ常務である著者が、行動科学やコーチングという手法を用いて今まで関わってきたケースを紹介しながら、組織変革のツボを教えてくれる本です。

 多くの人や組織に当てはまりますが、変革の第1歩を踏み出すこと自体にかなりのエネルギーを必要とします。そして、それ以上にそれを継続することはもっとエネルギーを要することです。単に意識が低いとか、根性がないとか、精神論ではうまくいきません。

 この本では、行動科学の原理「ABCモデル」や「PIC/NIC分析」を応用して、変革のステップをわかりやすく事例を紹介しながら説明しています。人や組織の持つ「慣性」をどのようにマネジメントするかのヒントがあります。

 自分自身の業務に関連するならば、人事評価や部下指導においてはすばやいフィードバックが必要になります。評価時期の面談で指摘しているようでは、明らかに遅すぎます。また、評価結果を報酬に反映するのもタイミングが遅いです。プラス面もマイナス面も即座にフィードバックして精神的報酬を与え続けた後、昇給や賞与で形として残る経済的報酬というフィードバックするというのが、効果的です。

 今、組織の中で、人や組織の変化のなさに問題意識をお持ちの方は、多少?その閉塞感を払拭できるかも知れません。リーダーシップの具体的なスキルの一つを得るためにも、お勧めの本です。
posted by つゆ☆チャン at 13:53| Comment(0) | 書評

2008年11月22日

あなたを苦から救うお釈迦さまの言葉

 著者 北川八郎 高木書房 1100円(税別)08年10月初版

 先日講演を聴いた北川先生の本です。お釈迦様の言葉を、現代に合うよう北川先生の思いを込めて書かれた内容になっています。いわば「生き方指南書」というものです。31の話(講話)が独立して成り立っており、どこからでも読むことができます。しかも、説教くささがありません。北川先生の人柄が表れた本と言えます。


 読んでみて以下のような感想を持ちました。

 お釈迦様が生きていた頃と人の心は何も変わっていない。どれだけ進化したのだろうか?人は律しなければ私利私欲に生きる。欲の欲するままに生きれば、周りとの衝突は避けられず、争いとなる。事件が起こる。だから、おだやかに、つつましく、人のために生きる。

 このようなことを伝えているのだと受け取りました。

 私自身、私利私欲にまみれているわけではありません。しかし、雑念、煩悩が心をまどわせることはあります。次の転生に備える年齢に差し掛かり、「生き方の質」を自問自答する今日この頃です。

 この本で説かれるように、「行い」でしか自分を清めることはできない。「自分を整える」ことをして初めて人に説けます。「利より信」を選んで生きる。読んでいて、大変耳が痛い。わかってはいるけど、できないこともあります。

 人生80年と考えれば、あと30年少々。どれだけ自分を高められるのか?究極のゴールまでまだまだ道は遠し。
posted by つゆ☆チャン at 15:27| Comment(0) | 書評

2008年11月19日

モンスター社員が会社を壊す!?

X^[??.jpg

  著者 涌井美和子 日本法令 1400円(税別) 08年9月初版

 著者は臨床心理士、社会保険労務士の資格を持ち、主にメンタルヘルス面やコミュニケーション面での執筆をされている方です。先日のブログアップした「シュガー社員」同様、企業における問題社員の傾向と対策を論じた内容です。

 モンスター社員を10タイプに分け、事例を紹介しています。おもしろいのは「のぞいてみよう!モンスターの頭の中」というコーナー。想像ですが、彼らのセルフトークが書かれてあり、思わず「ある、ある。」と同意してしまいます。

 著者は、顧客という立場に乗っかったモンスターペアレントやペイシャントと違い、モンスター社員が生まれるのは、組織にもその要因があるとしています。中小企業に関わる私にとっては、確かにこれでやる気を出せ!と言われる方が辛いと感じる場面はあります。

 著者が指摘するように、組織面からのアプローチと個別アプローチが必要です。ここには、ファシリテーションスキルやコミュニケーションスキルがないと、問題解決や改善行動は不可能です。

 これから不景気に伴ってリストラ等従業員に対して不利益変更が実施されるならば、いつモンスター社員に変貌しても不思議ではありません。同じジャンルにアプローチしたい私にとっては、規定例など大変参考になる1冊でした。
posted by つゆ☆チャン at 13:49| Comment(0) | 書評

2008年11月18日

この「社則」、効果あり。

Б.jpg

 著者 柳澤大輔 祥伝社新書 760円(税別)08年7月初版

 就業規則作成を業務としている私にとっては、常日頃から思うことがあります。労働基準法に沿った就業規則を作成しても、会社の発展にはつながらないのでは?もちろん、コンプライアンスが叫ばれるこの時代には必要なものであるには間違いがありません。

 「自由と規律」が組織には必要と言われていますが、就業規則は通常規律を明文化したものです。社員がイキイキ働けるルールや規則といったものができないものか?本書はその答えに対するヒントとなります。

 NHKでも取り上げられたカヤックという元気な会社が鎌倉にあります。ここの代表者である著者が、自社や他社の事例をわかりやすく紹介してくれています。

 代表的なものが「サイコロ給」。毎月サイコロを振って、出た目(%)×基本給が毎月支払われます。何とふざけた手当と思うでしょうが、やはり理由がありました。一つ目は創業時の思い「何をするか、より誰とするか?」を忘れないための行為。もう一つは、人事評価はしょせん主観。こんなもので一喜一憂させられるより、「給料なんてサイコロ振って決まるぐらいでいい。」という達観した思考。

 他にも「失恋休暇」「ぜんいん社長合宿」等おもしろいルールやイベントが紹介されています。会社を活性化したいという思いがあれば、この本は買い!です。
posted by つゆ☆チャン at 12:02| Comment(0) | 書評

2008年11月08日

「シュガー社員」から会社を守れ!

VK[??.gif

 著者 田北百樹子 PHPビジネス新書 800円(税別)08年11月初版

 社労士として先輩でもある田北さんが命名した「シュガー社員」。インパクトのあるフレーズです。ブックマン社から出版された「シュガー社員が会社を溶かす」は読んでいなかったので、これは是非読みたいと思い、購入しました。

 シュガー社員とは、自立心に乏しい若手社員のことと定義されています。そのような社員を入社させないために面接の段階でどうすればいいのか?不幸にも、そのような関門をすり抜け、入社後シュガー社員に変貌してしまった場合どうすればいいのか?について田北さんの経験と意見を述べられています。

 この本を読みながら「いるんだよな〜、こんな人」と同意をしながらうなずいていました。私の経験では、若手社員に限ったことではありません。適切なセルフイメージを持てない人(自己過大、自己否定)がやはり職場において不適切な行動により問題を引き起こします。

 おそらく、シュガー社員は自分を客観的に見つめる機会がなく、過去の出来事をしっかりと消化し切れていないと思います。最近お騒がせの芸能人Yもしかりです。あの世界はいろいろなタイプがいてもいいですが、ビジネスの世界では話になりません。

 会社としては抜かりない労務管理(規則を定め、周知し、運用する)と適切なコミュニケーションは求められます。稀に存在する完全な(真性)シュガー社員は切っていくしかありませんが、仮性シュガー社員については関わり方でトラブルを未然に防げます。

 そのためには、関係者の発言がぶれることないよう、会社の理念方針の勝手に解釈することなく、共有していなければなりません。さらに、言葉や言い方も選ばなければさらに火に油を注ぐことになりかねません。

 シュガー社員がいるということは、どこかに組織の歪があるという証です。問題従業員を抱えて悩んでいるという不安な方には一読をお勧めします。
posted by つゆ☆チャン at 12:17| Comment(0) | 書評

2008年10月30日

相手を洗脳する文章テクニック

]eNjbN.jpg

 著者 宮川明 日本実業出版社 1500円(税別)

 何とも奇抜な本のタイトルです。ついつい手に取ってしまいました。著者が何者かわかりませんが、中身を確認するとNLPの内容だったので、即購入しました。

 NLPで学ぶスキルの一つ、ミルトンモデル。意識的にあいまいな表現を使い、そのあいまいさを相手側に埋めさせるというもの。それをライティングにどのように応用するかについて、わかりやすく説明しています。NLPの本は小難しいのが多いので、こんなに平易に書かれているのは珍しい。

 ただ、目次には少々過激な表現が並べられており、食傷気味になります。「誰が、どのように、何を伝えるか」を考えた時には、もう少し正攻法でもいいのでは?

 またCDプレゼントに応募すると、何回かメールが送られてきます。これもインターネットマーケッターとしての手法でしょうが、くどい気がします。怪しさが売り物なら、これでもいいでしょうけどね。
posted by つゆ☆チャン at 22:59| Comment(0) | 書評

2008年10月29日

報告・連絡・相談は1分間でまとめなさい

Ak1.gif

 著者 斎藤一真&データタンク 日本文芸社 680円 平成19年5月初版

 ビジネスを円滑に進める上で必要とされる「報・連・相」。このやり方がまずかったせいで、苦い思いをしたことがある人も多いでしょう。(ビジネスでもプライベートでも)

 あるべき報・連・相を知るべく、とりあえず書店に立ち寄って買ってみた本です。内容は基本的なことについて書かれていますので、ビジネスマン一人前未満にはちょうどいいかも知れません。「報告」「連絡」「相談」の3つについてそれぞれ記述があり、大変読みやすく構成されているのも特長だと思います。

 ビジネスマンならだいたい入社3年以内に基本は覚えます。逆に言うとこの時期に身に付けないと後が大変です。一人前レベルになってくると、今度は甘え、おごりなど意識面から報・連・相が欠如して、仕事上にトラブルが発生する・・・ということを私自身は経験しました。

 むしろ、適切な報・連・相を実施するための前提、つまり正しい状況認識や事実確認が重要です。これが抜け落ちているからこそ、問題が起こります。 

 個人として報・連・相のスキルは当たり前すぎるほど重要です。組織としては、個人の意識・能力レベルに全面的に依存することなく、報・連・相を促進する制度や風土が構築できれば、情報が伝わらない場面は少なくなるでしょう。

 私は作成する人事評価項目には、ビジネス基本スキルとして報・連・相を必ず入れています。適切な報・連・相の浸透促進をどう進めるのか?この本を読みながら、あらためて考える次第です。
posted by つゆ☆チャン at 13:44| Comment(0) | 書評

2008年10月24日

アサーティブコミュニケーション

AT[eBuR~jP[V.gif

 著者 岩舩展子 渋谷武子 PHP研究所 1200円(税別)07年9月初版

 アサーティブなモノの言い方、ハッキリ言ってできていません。ついつい、感情的いや激高してしまう場合もあります。もちろん、ビジネス上ではほとんどありませんが・・・。

 相手に行動を変えてもらう、こちらの要望を伝えるという場面は部下指導ならずとも利害関係がある限り、起こりうる状況です。特に私が業務としている人事評価や労務管理においては、相手に改善して欲しいポイントを伝え、気づき、修正していただかなくてなりません。

 どのような言い方をすれば、相手もその言葉を受け取り、こちらも不愉快な感情を持たずにおれるのか?

 このような問題意識を持ちながら、この本を読んでみました。「アサーティブ」とは相手も私もOKのコミュニケーションのことです。決して攻撃的な(アグレッシブな)言い方ではありません。

 この本は、主として女性向けにさまざまな場面で、ありそうなケースをもとにアサーティブな言い方やそうでない言い方を紹介しながらそのポイントを教えてくれます。特に挿絵があるのでたいへんわかりやすくなっています。

 さて、アサーティブのポイントの一つは、Iメッセージです。「私は・・・」を主語にして、意見を伝えるという手法です。それに対してYouメッセージは「あなたは・・・」ということで、相手を主語にして表現します。Youメッセージは決め付けたモノの言い方と取られるおそれがあるのに対して、Iメッセージはそのような印象を与えにくいのでは?コーチングにおいても、同様のことを学びましたが、これらを使い分けられると、とても人間関係がよくなるのでは?

 さらに、私がこの本で学んだことは、「言わない選択もある。」ということ。何が何でも伝えなきゃ、と思うと、もしかして身に火の粉が降りかかってくるかもしてません。最悪の場合、生命の安全すら保たれません。

 「言いたいけど言えない」から「言えるけど言わない」という柔軟な対応ができれば、いいですね。
posted by つゆ☆チャン at 16:37| Comment(0) | 書評

2008年10月17日

質問会議

c.gif
 著者 清宮普美代 PHP研究所 1200円(税別)08年10月3日初版

 ビジネスブックマラソンで紹介された「質問会議」という本。少々変わったタイトルだったので覚えていました。実は、先日のコーチング学習会でワークをした「アクションラーニング」という手法をこの本がわかりやすく説明してくれています。

 「アクションラーニング」と言えば、よくわかりませんが、「質問会議」なら多少イメージできます。この本では、アクションラーニングとは何か?どんなメリットがあるのか?実際どのように使われているのか?をわかりやすく解説しています。

 会議と言えば、情報を交換したり、意見を戦わせたりする場として最終的に何らかの結論を導くためにやっています。ただ、実際は何のために話をしているのか?結論は何なのか?今からどう動いたらいいのか?があいまいなまま終了するケースを十分体験してきましたが・・・・。

 会議を質問形式で、全員の問題と取り上げ、問題提示→問題の明確化→問題の再定義→行動計画の作成→参加者のサポートという順序で進めていきます。特筆すべきは、途中と最後で振り返りの時間を設定していることです。これら振り返りも含めて12ステップで進めていきます。

 一人で考えるよりみんなで考える方が、チームの一体感もできるし、いいアイデアが出てきます。また、質問をするまたはされることによって脳が活性化し、個人の能力も刺激されます。

 実際に「質問会議」をやった直後にこの本を読んだので、まさしく「振り返り」になりました。個人的には、質問力を磨かなくっちゃ、という課題が浮上してきました。

 個人に対する行き過ぎた成果主義のせいかどうかはわかりませんが、組織力やチーム力の低下が指摘されています。正しい「質問会議」は運営にはアクションラーニングコーチの存在が必要です。しかし、質問のみ、振り返り、全員で共有というエッセンスのいずれかでも取り入れた会議を実現することによって、質問会議が生み出すメリットのいくらかでも享受できるのでは?何らかの機会にやってみたいものです。
posted by つゆ☆チャン at 14:07| Comment(0) | 書評

2008年10月04日

人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方

cI.gif

 著者 牟田静香 講談社+α新書 800円(税別)
 07年4月初版 08年5月 第4版

 土井英司さんのビジネスブックマラソンで紹介された1冊です。この内容で840円ではお買い得、という評価だったので購入してみました。かつて、あるセミナーを企画した際、そのセミナー案内チラシの表現で結構苦労した経験があります。(結局、そのセミナーは没となりましたが・・・)

 著者は大田区立男女平等推進センター「エセナおおた」という組織でセミナー企画を5年前から担当し、セミナー集客に試行錯誤した結果、ガラガラの状態から定員オーバーになるまでに持っていった人物。特に何ら過去にそのような職歴がないにもかかわらず・・・。その部分に非常に惹かれました。実際に読んでみてそのノウハウの一端を知ることができました。

 □ターゲットを絞る
 □胸に響くタイトルをつける
 □チラシの具体的な表現方法・注意点

 1年以上前にこの本を手に取っていたら、少しは小マシなチラシが作れたかも?昨年学んだエクスマ塾でチラシ作成についてはフィードバックされたので、読んでいても納得する部分、新たに気付く部分いろいろありました。

 特にタイトルのつけ方では、私のカタ〜い頭をガツンとやられたような気分です。「教えてあげる」「伝えなきゃ」という想いが強く出すぎると、受講者にとってのメリットを感じにくい表現方法になってしまいます。あっと言う間に読めてしまうので、セミナーや研修を企画する際には、事前に読んでおくといいチラシができるかも。
posted by つゆ☆チャン at 12:10| Comment(0) | 書評

2008年09月29日

知って得する職場の法律

m?E@.jpg

 日経経済新聞出版社 1400円(税別)

 本の帯には「働く貴方はどこまで守られているか?」というコピーがあります。従業員という立場の権利や義務をQ&A形式で、79例のケーススタディを解説したものです。特定の個人ではなく、出版社として執筆しているもので、労働法に詳しい弁護士や社労士等の専門家がその中で見解を述べています。

 同種の書籍を数冊持っていますが、表や図を多用しているので比較的見やすいレイアウトになっています。なので、最初から最後まで多少飛ばしながら読んでしまいました。

 使い方としては、辞書代わりなので、日常の人事・労務相談で出てくる内容の押さえ処を理解するには最適です。ただ、実際に相談される案件については、その背景は違うため一律的に法解釈や解決方法を当てはめるのは危険です。この本においても決して断定的な結論を出しているわけではなく、ケースバイケースでのアドバイスとなっています。

 労務トラブルが起こった際は、初動の適切な対応が求められます。この本に紹介されているようなケースが起こった場合、どのように考えどのように行動するかを啓蒙・教育するいい教材になるかと思います。
posted by つゆ☆チャン at 14:02| Comment(0) | 書評

2008年09月23日

どこまでやったらクビになるか 〜サラリーマンのための労働法入門〜

?Nr.jpg

著者 大内伸哉 新潮新書 定価680円(税別)

 たまたま書店に入ったら、この本のタイトルが目に付き買ってしまいました。著者は労働法専門の神戸大学大学院の教授。大学の先生ならではの小難しい表現ではなく、副題の通りサラリーマンを対象とした労働法をわかりやすく解説した内容になっています。

 ブログ、副業、社内不倫など今時ありそうな18のテーマについて関係する労働法の考え方、過去の判例を根拠に説明しています。同様の本は石井先生など労働法を専門とする著名な弁護士の先生方が執筆されていますが、大学教授がこの手の本を書いていることに驚かされます。

 労務を専門的に扱っていない管理職には、労務管理に必読の1冊かと思います。労働法についてなんとなくわかった気にさせてくれます。
posted by つゆ☆チャン at 22:28| Comment(0) | 書評

2008年08月23日

[ [ 「勝ち組企業」の就業規則

gAK.gif

著者 下田直人 出版社 PHPビジネス新書 800円税別

 同業者が出版した本ということで目に留まり、以前に買っていたものを、自分の小冊子作成の参考にと思い読んでみました。

 買った当時もさらっと目を通して見て、別に大したこと書いていないという印象でした。今回、しっかり読んでみて、以前の印象が私の大きな思い上がりであることがよ〜くわかりました。

 この本を読んでみて思うのは、その会社にどうなってもらいたいかという就業規則を作成する側の思い(マインド)と腕(スキル)が反映するもんだな、ということ。この本では細かい法令上の解釈の説明ではなく、自由な発想で規則を作りましょうと言っています。

 といっても、著者も指摘するように、就業規則はある程度法律で記載することを規定されてしまっています。したがって労働法の実務家である社労士が作成する就業規則はどちらかといえば労務トラブル防止のために、スキを与えない規則を作ります。それはそれで、問題社員発生時には威力を発揮しますが、平穏時にはその恩恵を感じることはできません。

 著者は言うレベル3の就業規則とは、従業員の「安心」を満たし「やる気」に火をつけるレベルのものです。そこにはさまざまな工夫ができます。有給休暇の与え方、住宅手当の設定、裁量労働制の導入など著者が日頃アドバイスしている一端がわかります。

 就業規則の導入だけで社風が大幅に変化することは思いませんが、一定のルールの下で働く規律性と責任性さらに安心感は与えられます。

 この本のように、来月完成予定の小冊子では、ちょっとだけでも私がアドバイスしていることをわかりやすく記載できれば、と思います。
posted by つゆ☆チャン at 16:55| Comment(0) | 書評