2009年10月18日

コンサルタントの「質問力」

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 著者 野口吉昭 PHPビジネス新書 800円(税別) 08年4月初版

 ビジネス書ランキングでも上位に位置付けられたこの本。今頃ですが読んでみました。私もコンサルタントの端くれ。コンサルティングを進めていく上で、効果的な質問は欠かせません。

 ここ数年学んでいるコーチングは、「質問」によって相手を動機付け行動を起こすためのコミュニケーションです。そういう意味では「質問力」は多少なり鍛えられたと自負しています。

 では、コーチングに必要な質問力とコンサルティングに必要な質問力はどう違うのでしょうか?本書では、コンサルティングに必要な質問力は以下の3つとしています。

 1、仮説力
 2、本質力
 3、シナリオ力

 強いて言えばコーチングとの違いは「仮説力」でしょうか。相手の思考プロセスを理解しそれに沿って質問を進めていくためには、2,3の要素がより求められます。

 あたらめて自己の質問力を振り返ってみると、この3つの中では1の仮説力が弱いかもしれません。特に事前に質問ツリーを作っておくという用意周到なことまではやっていません。いわゆるロジックツリーを活用するということです。(質問シートは用意することはあります。)

 質問ツリーを作るというのは、自分の中での知識や思い込みが前提となります。当然相手側の状況は実際に確認してみると、往々にして違います。本書でも指摘されるように、仮説を捨て新たな仮説を作る必要があります。実際にこれを瞬時に臨機応変にしなければならないところに難しさがあります。

 著者の質問力に関するエッセンスを紹介した本であり、実際にはこれらの内容がマスターでき活用できれば、スーパーコンサルタントやスーパービジネスマンになれること間違いなし。

 経営トップから末端のビジネスマンまで「質問力」のマインドとスキルを刺激してくれる1冊です。
 
posted by つゆ☆チャン at 22:59| Comment(0) | 書評
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