2011年08月02日

伸び続ける会社の「ノリ」の法則

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 著者 遠藤功 日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 850円(税別) 平成23年5月初版

 学びの友に紹介されて読みました。著者はコンサルティング会社の会長遠藤功さんです。戦略系コンサルファームのトップではなく、リクルート出身のコンサルタントが書きそうな内容です。

 この「ノリ」というのは、いわゆるノリはいい、悪いで使われるあの「ノリ」です。ノリとは自然と身体が動くこと。音楽を聴いて身体がswingする感覚だと言っています。つまり、左脳ではなく、右脳を使えというふうに理解しました。

 ただ、ノリは人間の感情とリンクしているものだろうから、自然発生的にノリが生まれるのを待つのではなく、ノリのメカニズムを知り、ノリを生み出すような仕掛けが必要だと言っています。

 その事例の一つとして天竜精機という会社が紹介されていました。長野県駒ヶ根市にある約100名の中小企業です。独自技術による駆動部分を製造しています。ここの社員は、自分の本来の仕事以外に、工場見学対応など会社として誰かがやらなければならない仕事を分担して取り組んでいます。社内には多くのプロジェクトが走っているようです。

 私が思うに、個人と個人の壁や部署の枠を超えてコラボレーションをすることで何か違うものが生まれ、仕事も楽しめ、会社に対するロイヤリティが高まるのではないか?自分主義、部署主義の部分最適ではなく、全体最適になるような仕組みを入れているのだと思います。

 まさにダニエル・キム提唱の関係性の質が思考の質を高め、それが行動の質につながり、成果の質となって表れるということなんでしょうね。文庫本ということでコストパフォーマンス高いです。お勧めです
posted by つゆ☆チャン at 17:20| Comment(0) | 書評